創作の話がしたい-9-

どうもです。火曜日ですね。

何故か火曜日更新は途切れない不思議。木金の予定がいつも都合通りにならないだけです。


本日はうちの夢追い人コンビの凪斗と弘栄です。

身長差がえげつない二人組です。なんてったって作中最低身長と最高身長コンビなので。

今日は二人とも文章量が多め気がしますね。



敵にしたら怖い人は誰か、と聞かれたら生徒達は皆凪斗の名前を挙げるほど容赦がない人間が凪斗です。

学院での時間の殆どを補佐組の組合室での研究を行って過ごしている変わり者。もしも出会ってしまったら新薬や新兵器の実験台にされるため、いつの間にか学院一の嫌われ者とあだ名された人物。

…それは卒業するその日まで覆らない事実だったはずでした。


幼い頃、彼は山賊に攫われて頼りになる友人や兄ちゃん達を皆殺しにされました。力のありそうな子どもから殺されて、攫われた子どもの中で一番のちびが凪斗でした。

オノを持った山賊の手が凪斗に伸びたと思って目を閉じた彼は、ある男に助けられました。腕から血を流して、大丈夫かと声をかけてくる男の姿に安心して泣き喚いた少年期。

あの男は自分を助けたせいで利き腕が駄目になってしまったそうだ。助けられた恩義に応えたい。あの人の右腕になろう。そう思った凪斗は義手を作るために研究を始めることにしました。

でも、それにはどうしたって時間が足りない。村で最後の一人となった子どもには村のためにやらねばならないことは、いの一番に押し付けられます。自由になるためにはどうすれば…そう考えた凪斗の前に学院長が現れて、彼はその手を取り、あの人の為の時間を手に入れた。


彼が参年生になった春、風雅と名乗るお人好しを拗らせた変わり者の後輩が補佐組にやってきて、学院の生徒を全て幸せにしたいと夢物語を語ってみせた。自身の自己犠牲で誰かが幸せになるのならそれでもかまわないと語る姿が、自身を救ったあの人の顔と重なっただけ。それだけで凪斗にとって手助けをするには十分な理由でした。

あの人の為にだけ使っていた時間が、一人、また一人と仲間に使う時間が増えてきて。

今までの自分の努力を少しだけ無駄にするだけのつもりだったのに、いつの間にか大事な物が増えてしまった少年のお話。

そしてそんな後ろ髪を引かれる物寂しさを覚えながら、全てを捨てて憧れのあの人の手を掴んで夢をかなえた少年の話。


という訳でうちの化学方面チート君です。こいつ戦国時代でロボットに乗って操縦しやがるくらいの技術力を持ってます。お節介焼きな自分の性格が分かっているので、他人との接触をシャットアウトすることで後腐れなく卒業してやろうと考えてたら、その計画を後輩にむちゃくちゃにされましたって子です。



弘栄は近々設定を見直す予定なので、今の予定を語りますね。なので小説で書いてある部分と齟齬があります。ご了承ください。


3歳の頃に口減らしのために山の中に捨てられ、その後狼に育てられてきた少年。

8歳の時に学院で保護され、体は目覚ましい成長を遂げるが猫背は直らず、言語もどもりがち。

一定以上の恐怖に直面すると、人懐こく大人しい人格が変わったかのように狂暴になり、唸り声を上げながら敵味方全てを殲滅し始める学院の最終兵器。

学院に保護されたことで学ぶことに興味を持ち、人並みに生活できるようになった現状を喜んでおり、お世話になった学院に恩を返したいと思っている。…が、発狂しない限り戦闘がへっぽこなので前途多難である。


発狂して誰かを傷つけても、どんなドジをしようと何度でもチャンスをくれたおかげで、ある程度自分を律することができるようになったため、凪斗を尊敬している。夢は先生になること。

風雅が来るまで凪斗には自分の夢を伝えてもできるとは言ってくれなかった。嘘が苦手な彼は、きっと僕が先生になることで暴走して生徒達を傷つける未来がある以上、できるとは言ってあげられない。彼が言葉にすることは全て実現してきた。ならばきっと、僕は先生にはなれない。


でもある日、凪斗は弘栄の夢をできる。と信じた。弘栄が努力を重ねることで現状を打開できると信じた。その言葉だけで、弘栄はどんなことでも頑張れる気がした。だから例え君が学院を捨てて夢を追う日が来ても、君に背中を押されて夢を追いかける事を決めた僕が、君の足を引き留める権利は無い。

せめて君が僕の背を押したことが間違いではなかったと思ってもらうため、いつかまた君に会えた日に、ちゃんと先生になれたよ。って言うから。だから今はさよならじゃなくて、いってらっしゃい。凪斗君。


という訳で、うちの裁縫方面チートなバーサーカー君です。裁縫は学院に保護されていた時に手先の訓練時に学んでたらいつの間にか楽しくなりました。凪斗におかえりなさいを言う日が来るまで頑張り続ける少年です。凪斗の唯一の理解者であり、唯一無二の親友。


では最後にいつも通りラクガキを置いて終わります。

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