創作の話がしたい-14-

どうもです。火曜日ですね。

今日でひとまず第一章に登場する子達は紹介しきれるのでキャラ語りは今日までにして、次回からは別角度から作品語りをしていけたら良いなーなんて考えてます。

学園の内部の設定を固めるのにも良い機会だと思うので、語りながら作品の設定を固めている自分にお付き合いいただけたら幸いです。


今日は主人公の保護者で薬師の学と、風雅の母親である静江の語りをやっていきます。

風雅の生まれた日に落城した小暮城の関係者で、序章でメインの出番があるお二人です。



静江は小暮城城主楓雅の妻で、歌うのが好きなお転婆さんです。政略結婚で嫁入りしたお屋敷で、家から連れてくることを許された守役の学が唯一の話し相手だった箱入り娘。

どこの誰かも分からない女の元に行ってばかりで、自分の元に帰ってこない浮気癖のある夫に焦がれて執着して、待って待って待ちくたびれて、いつの間にか壊れてしまった女の子。


風雅の生まれた日、当主だった夫の首は敵に持って行かれて何も残らず。女を見ていた所を後ろから切り付けられたらしいと風の噂。

決して好い人ではありませんでした。でも、時折私の元に現れては歌ってくれと膝に寝転ぶあの人を、払いのける程嫌ってはいませんでした。あの人を失った事実を直ぐには受け入れられず、生まれた子に同じ読みの名を付ける程度には愛していましたよ。それと同じ分憎んでもいましたけれど。


庶民として暮らし始めた静江の元には何度も刺客が寄越され、旦那の亡き後もその皺寄せの処理をする日常を送ります。

箱入り娘だった女には母親の真似事なんてろくに出来ず。息子に父親を重ねては愛憎を膨らませて。

そんな荷物ばかりの女は息子のこれから先の人生において邪魔になると考えて、刺客に囲まれた村を全部燃やして、あの人の待つ地獄に一緒に落ちてやろうと考えた。そんな人です。



学は静江が生まれた日から静江の守役として仕えているお世話係です。

守役をしながら小暮城に仕える乱破としても暗躍しており、楓雅の死後は薬師に扮して風雅と静江の面倒を見ていた風雅の父親代わりの人です。

口が軽く、軽薄な印象がある男ですが大事な物を守るためには何でも犠牲にできる熱い男。

裏設定ですが小暮城に仕える事になった日に、妻の元に男がいる事が許せなかった楓雅の命で男性機能を失っています。


兄弟のように育った女が、酷く不誠実な男に弄ばれて心を病んだ。

その女が残した忘れ形見を、最後まで面倒見てやって欲しいってのが彼女の遺言だったんだ。この命が果てるまでお傍におりますとも。


学院に風雅達と来てからは、子どもは子ども同士で学ぶのが一番だという学院長の理念に同意し、ある程度の距離を持って保健室から風雅達を見守っています。


作者としてはこの二人がくっつけば万事解決では?と思う節もありますが、まあくっつきません。

お互い最早兄弟みたいな距離間の関係なので。


最後にいつものラクガキを置いて終わります。

対象の子達の記事がこれで書き終わりなので、もしよかったら下記URLから好きな子に投票だけでもしていってくれると大歓喜します。


では、引き続き今週も頑張っていきましょう!

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