創作の話がしたい-13-

どうもです。火曜日ですね。

今物凄く甘くて美味しい物食べたいです。クレープ食べたい。…明日食べようかな。


そんな話はさておき、今日は第一章に登場する女子組です。女の子は可愛いね。って言いたいけど乱破なので割と女の子である事を捨てようと頑張っている子達です。女の子扱いすると寝首を搔かれるよ。



智子は御伽草子を読むのが好きな、優しい女の子でした。妹に読み聞かせをしては、本の中の登場人物に自分を重ねて物思いに耽るのが好きな、そんな普通の女の子でした。

ある日、戦で家族を目の前で失いました。慎ましやかで温かな家族を幼い彼女では守ることもできず。燃える我が家の柱に潰されて、智子の大好きなお人好しな家族は全員死んでしまいました。


学院長に拾われて、彼女は顔に負った醜い火傷を隠して、憧れを捨てました。将来の夢はお嫁さん、なんて語った小さな妹を失って、自分が女としての幸せを掴むのはおこがましいと思ってしまいました。乱破らしく道具として、生きていこうと思いました。

そうやって失った物に縋るように、彼女は陰ながらにお人好しのお手伝いをする少女になりました。大好きな人はお人好し。私の失った家族と同じ、優しいお日様。もう二度と失いたくなどありません。

太陽を太陽のままで居させるために、汚い物には蓋をしなければ。だからどうかいつまでも笑顔で、傷付かないで、何も知らない貴方でいて。


智子はそんな子ですね。大好きなお人好し達にお人好しのままで居て貰うために、汚れ仕事は全て引き受けています。かなりのリアリストだと思われているようで、その実かなりのロマンチストです。

他人の為に自分を捨ててしまう、そんな優しくて向こう見ずな女の子です。



一華は優等生。頑張り屋さんで一生懸命な女の子。露に恋をしている藤の花です。

皆のリーダーとして胸を張るために、かなり背伸びして自分を良く見せようとしている努力家ですが、割と仲間内にはポンコツがバレています。

乱破には一番向いていない、感情豊かで素直で無垢な少女。人懐っこい面もあるため、よく先輩達からかわれたりします。


だから、露は最期に自分を避けたのだと思いました。乱破としてあまりにも未熟で、不出来で、感情を殺しきれないから。不安にさせたのだと。そんな自分は要らないと。

彼女はそんな自分を殺しました。貴方の最期を看取ることすら許されない、お人好しで優しい女の子は死んで、感情の無い普通の乱破を作り出した。

もう貴方を不安にさせた未熟で不出来で鈍間な女は死にました。これで天ノ国から下界を覗く貴方が、私を見て胸を痛める必要はないでしょう。…彼女らしさを殺したら、抜け殻には何が残るんでしょうね。


死に分かれの片思い思われの子です。好きな人が何を想っていたのかなんて知る由もないので、自分を殺し続ける女の子になってしまいました。

最早気の置ける友人の扱いになってしまった獅子王丸の言葉は彼女には慣れ親しみ過ぎて透過してしまうので、真っすぐな正直者の言葉が必要…そんな子です。



最後にいつものラクガキ置いておしまいです。

ではまた今度。

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