創作の話がしたい-12-
どうもです。火曜日ですね。
今回は割と世界観の根本に触れる人達です。創作記事は言いたい事全部言っておかないと言うタイミングがいつになるか本当に検討が付かないから、割といつも精査してません。思考の垂れ流しです。
今日は学院の創立に関わるお二人、龍宮小五郎と山伏の寅について語ります。
報われない子ども達の為の施設、龍宮学院。通称、箱。そこで生きるための術を伝えている男、小五郎。
子どもには自分で人生を選ぶ権利がある。例え戦で親を亡くしても、親に決められたレールのみを走らされていても。そんな世の中の理不尽で心が死んでしまう子ども達を集めて、新たな人生を歩むための宿り木を設立し、勧誘をしている。そんな男。
学院の関係者は等しく自分の子どもだと思っており、大事に思っているが、何かを伝えることは多くない。遠くから眺めて、愛情を求められたらそれに応えるだけの酷く臆病で不器用な人。だけど胸の奥で子ども達を救う事だけを想っている優しくも情熱的な人。
彼は元々戦争孤児だった。当時であればあまりにもそれは普遍的な理由で、彼を拾う者も本来ならば居なかったはずだった。
彼を拾ったのは物好きな『先生』と呼ばれた青年だった。先生は似たような理由で孤独になった望という少年を匿いながら字や武術を教えていた。小五郎は先生の元で勉強をしている内に、いつか自分も彼のように弱い人間を守ってやれる人になりたいと願うようになる。
先生は彼が15の時に病気でこの世を去った。先生の遺志を継ぐ者が必要だと思った彼は有名な大名に仕官し、その娘に婿入りし、駆け落ち。
手に入れた資金と人脈で学院の設立と相成る。だが、その後すぐに妻が死亡。
自分の夢に寄り添い、信じてくれた者の為にも、止まることなど最早できない。例え何を敵にしたとしても、子ども達の今を守るためにこの命を燃やそう。
お前達全員が何にも咎められることなく、幸せになれますように。大人になっても帰る場所はここにある。どうか、悔いのない人生がおくれますように。私の愛しい息子達よ。
小五郎は間違いなくド聖人な人です。優しさの塊なんだけど、雰囲気が怪しげだから割と信用してもらえなかったりします。とにかく子ども達の今を守るために必死です。元々不幸な子達を拾ってきている人なので、子ども達に幸せになって欲しいという願いしか持っていません。
息子には子ども達の未来を見てやれと怒られたりしますが、それも間違いではないということも分かっているので何も言えずにいます。腹を割って話すという事ができない人。
寅ちゃんは障害でもありキーマンでもある。数少ない学院外部の人間なので色んな所で出番がある人ですね。
見習いの山伏で、いつまでも見習いから昇格できない人です。長い間お爺さんの師匠の下で学んでいるので口調が完全に移っていて爺口調です。そして無類の綺麗な物好き。イメージはカラス。
元口減らしの捨て子で、先生に拾われて小五郎と望と一緒に幼少期を過ごします。
先生の死後、小五郎の先生の意志を継ぐ決意と、望の世界から病気を無くすという意思を聞き、自分はその二人を邪魔するやつらを全員排除するという決意を抱き、今の師匠に弟子入り。
自分が口減らしで真っ先に捨てられたのは、自分が薄汚い何の役にも立たない子どもだったからだ。力を付けて綺麗な物に囲われていれば、自分も綺麗になったような気がしていた。誰も自分を裏切らない気がした。そんな風に無意識下に思っていおり、綺麗な物に執着してしまう癖が直らず、何時まで経っても見習いのまま。
時折修行に嫌気がさして小五郎の元で大吉印のお饅頭をつまみに行く日々。
小五郎の絶対的な味方で、子どもっぽさが抜けない人です。第三章でものすっごく出番があります。
格好はガチの山伏なので、描くのがしんどい人でもありますが、糸目に犬歯は可愛いよなって思ってます。
最後にラクガキを置いて終わります。ではまた来週。
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